saci perereの山暮らし

湘南あたりでギター演奏家しながら浅間山北麓で山暮らしの二拠点生活

石楠花の頃

2025年5月中旬のリビングからの様子

ここ標高約1000mの浅間山北麓は、南関東と比べるとひと月くらい春の訪れが遅い。GWでようやく桜が咲き、山の木々が目覚め始める。ここからは季節は駆け足で進む。5月中旬、日中は天気が良ければ20℃くらいまでになるので日差しがあれば半袖でもいけるが、朝晩はまだまだ冷え込む日が多く10℃を下回ることもしばしば。まだ高木は茂るには早く、地面にも陽が届く。貴重な陽を受けて灌木は一所懸命に枝葉を伸ばし、林は明るい緑に覆われる。柳の綿毛だろうか?まるで粉雪が舞うように木々の間を巡っている。道沿いにぽっと温かい色を添えているのは躑躅ツツジ)や石楠花(シャクナゲ)。虫たちの活動も始まる。それを狙って鳥たちも忙しそうだ。鳥の名前は全然覚えられない・・・コゲラなのかアカゲラなのかキツツキらしき鳥が行き交う。すばしっこくてとても写真に収められない。

浅間高原シャクナゲ園に車で行ってきた。嬬恋観光協会によると浅間高原シャクナゲ祭りが開催中とのこと(今年の会期は5/18まで、それ以降も入園可)。途中、キャベツ苗を作付け済みの畑や耕したばかりの畑が続き、全国有数の高原キャベツの産地らしい光景が広がる。キャベツ畑越しの浅間山は季節ごとに表情が異なって素敵だ。キャベツ畑の間を登って抜けて、車のすれ違いも難しい少し荒れた道をさらに登ると急に広い空間に出てシャクナゲ園の駐車場に着いた。標高1600mほどの黒墨土の広がるそれなりに険しい斜面に数万株もあるそうだ。駐車場に近い低いところは1週間前くらいが満開だったとのこと。それでも歩いて登って行くとまだ満開の石楠花が迎えてくれた。園の中腹の展望台からの眺望は優れ、乾いた高原の風が汗を乾かしてくれて気持ち良い。北を眺めると四阿山草津白根山〜白砂山〜谷川連峰まで見渡せる。残念ながらこの日は見えなかったが武尊山日光白根山も望めるそうだ。南側を見上げると斜面いっぱいの石楠花の向こうに芽吹いたばかりの明るい緑の唐松林が広がり、その上にわずかに浅間山が頭を出している。脆くて崩れやすい土壌で、植樹した数万株の根回りを養生し、さらに散策路を整備し維持するのはさぞ大変だろうと思う。受付の人によると、開花は毎年5/10くらいが最盛期らしい。

左から、嬬恋大笹からの浅間山、浅間高原シャクナゲ園の見晴台からの浅間山、満開の石楠花

前回のブログからまだチェーンソーでの玉切りが続いている。もらってきた製材済みの材木で机や棚を作ろうと色々と考えを練っていたが、今一つ強度が怪しい。だからと言って、そのために材木を新たに買うのはできるだけ避けたい。直径20〜40cmの玉切りした丸太を見てて、これを薪だけじゃなく、テーブルなどに利用できないかと思い始めた。近所の知り合いに話したら「丸太を横に並べてその上にもらってきた天板を渡せば十分だよ。丸太が転がらないように天板の裏にストッパー付ければ大丈夫」とのこと。でも直径40cmくらいじゃ天板の高さもそのくらいになってしまう。ちゃぶ台の高さだ。悩んだ末、直径40cmのナラを思い切って50cmの長さに切り出して、それを更に縦半分にチェーンソーで切り分ければいいんじゃないかと、やってみた。ナラは比較的木が硬くて重い。足場の良くない山積みの丸太の上でこんな大きな玉切りは大変。玉切りしただけでは運び出せないからその場でなんとか向きを変えて半分に切り分ける。真っ直ぐ切ってるつもりでも全然ダメ。下の写真、切り分けた丸太の上に天板を乗せていい感じになってますが(ガタつきもない!)、実はカット面が斜めになってしまったので隙間に木端を挟んでます。水平になるまで木を削るか隙間を埋める丁度良い補正材を作るか悩み中。

テラスの周りは木材で埋め尽くされつつある そしてキクイムシが群がる

他にも写真にはないが、サイドテーブルの天板用に5cm厚くらいに玉切りした。別の作業をしてしばらく後にふと玉切りした材木を見ると、切り口に黒い粒がいくつも付いている。裏返すと更にたくさんの黒い粒。よく見ると体長2mmほどの甲虫だ。昔、昆虫好きで一通り虫の名前は覚えたものだが、キクイムシ?子供の頃よく見たキクイムシはもう少し長細くて大きかった気がする。ネットで検索すると、多分、ハンノキキクイムシだろう。チェーンソーで玉切りすると断面や切屑から木の香りが昇る。どうやらその香りに集まってくるようだ。前にブログでも書いたが切屑を消臭芳香剤代りに玄関やトイレなどに置いていたが、キクイムシを誘き寄せてしまったのかも。キクイムシはその名の通り木を喰らう。おまけに産卵までして木材の中に潜伏し穴だらけにする。家の周りは木屑でいっぱい… ヤバいかも… どうしよう…

さて、またまた自炊リポート。朝はハムを買い忘れたので地元春キャベツと卵の炒め物。昼は神奈川の自宅の畑で収穫したカブと群馬のブランド肉まる豚肉と地元桜ひらたけとキャベツの炒め物で覆い尽くされていますが、これは塩ラーメンです。夜はカブとベーコンの炒め物と初挑戦の回鍋肉。いや〜量の調節が難しい。作りすぎて腹がパンパンになってしまいました。

ある日の、朝食〜昼食〜夕食

ある日の午後、中軽井沢へ買い物に。よく晴れて駐車場から浅間山がくっきりと見えた。浅間山の表情は南麓と北麓とで異なる。南麓からの浅間山はハート状に崩れた山肌がアクセントになって良いが、中軽井沢からだと少し距離もあるせいか、穏やかな表情に感じる。北麓からの浅間山は溶岩や火砕流が下った荒々しい山肌が強烈なインパクトを与える。キャベツ畑が人の営みを感じさせてくれてその対比もまた良い。ふとエンジン音が聞こえてきたなと思っていたら、どんどん大きくなって、見上げるとヘリコプターだった。どこへ行くのかなと思っていたら、更にどんどん近づいてきて目の前に降りてきた。ドクターヘリを初めて間近で見ました。

中軽井沢からの浅間山とドクターヘリ