山小屋秋山荘のリビングからの眺めはすっかり冬景色となった。落葉した林は明るくて、青空も綺麗に見えるし、陽が地面まで届く。前日は妙に暖かったが翌朝は2℃ほど。空気がピリッとしてきた。

朝から新築一年点検に立ち会った。どうしてもクロス張りのところなどに隙間が空いてきたり、外壁の板の反りも目立つようになる。昨年より激減したもののカマドウマの侵入は防ぎきれていない。床下の通気孔や玄関ドアの隙間、通信ケーブルなどの引き込み穴が、すでに対策してあるのにまだ十分でないらしい。通気孔は薪ストーブの周辺に最低限残し、あとは塞ぐことにした(基礎は全体コンクリートなので地面からの湿気はほとんど影響無いようで、一旦乾いてしまえば通気孔はなくても大丈夫とのこと)。
1時間半くらいで点検を終えてからは、焚き火をしながらのんびりと薪割り。のんびりといっても結構捗って、つい頑張りすぎてしまいお昼ご飯を食べ損なってしまった。松の薪割りしたらまた鉄砲虫が出てきた。と、カサカサと音するなあと思っていたら粉雪だった。天気良かったはずなのに粉雪が舞うかと思えばしばらくすると陽が差したりと目まぐるしく変化した。上着についた粉雪はあの雪印の結晶になっていなかったので、結晶が育たずに一気に凍ったのだろう。陽が傾いてきてさらに寒くなってきたので薪割りをやめて、ゆっくり湯船に浸かって体を温めた。
夜は防寒ばっちり着込んで近くの行きつけの料理屋に。奥に宴会が入っていて、なんだか大将忙しそう。女将さんが料理は時間かかる、大将は3時間待ってね、とのことだったが、大将は宴会の料理の手を休めてsaci perereのためにさっさと作ってくれた。でも女将さんが大将に小言を言って大将は腹を立てて…と、どうしましょう?って雰囲気の中、気づかないふりして本を読みながらゆっくり飲み食いした。
普段はないフグ料理がメニューに載ってて、フグのアラの天ぷら頼んで、宴会料理が落ち着いてきた大将に「これうまいねー」って言ったら「昨日は三人の宴会だったけど、メニューに無い面倒臭い料理ばかり頼むんだよ」と大将。わーまた機嫌悪い方向か?と思いきや、どうもその面倒臭い料理がフグ料理だったそうで、そのおかげで今日は山口県産トラフグを格安で食べさせてもらえたわけだ。大将が「これもいいぞー」とフグ皮ポン酢。「口に含むと体温でコラーゲンが溶けてゆくんだよ、それから味わって噛んで」うーそこにぬる燗の日本酒を流し込んだものだから、もう口の中に旨みが広がる広がる。「鰭(ヒレ)酒はどうだ?」と大将から追い討ち、もう断る理由は見当たらない。炙ったヒレを日本酒に入れて蓋をしてあっつあっつの熱燗に、マッチを擦って蓋を開けてすぐ近づけると揮発したアルコール分が一気にポッと燃える。香り立つ鰭酒の完成だ。さっきまでの居心地の悪さはどこへ。女将さんもやってきてこのヒレあと3〜4回は使えるから、家でもやってみてと、持ち帰り袋を用意してくれた。
店を出ると雪が降っていた。浅間山北麓の初雪。心地よく酔って熱った頬に雪が気持ち良い。写真は家の前の小径に設置した外灯付近。積もり始めた雪で小径が明るい。

最低気温−2℃。翌朝まだ-1℃だったが、地面もまだ冷え切ってないし朝日が出て一気に雪が溶けてゆく。

午前中に雪化粧した浅間山を拝みに出た。いつもなら嬬恋鎌原からの写真をお見せするところだけど、長野原と嬬恋の境に近い、長野原応桑に良い感じのスポットを見つけた。

長野原応桑からの浅間山(2025.11.19)